経営学/ビジネス

【選択と集中】会社が実践できるミニマリズムの例!

【選択と集中】会社が実践できるミニマリズムの例

ファン子
ファン子
ミニマリストってなんか気に食わないんだよね…

ファン太郎
ファン太郎
基本的な考えは会社経営でも使えるんだよ。

ミニマリズムといえば、

  • いらない物を捨てる
  • 必要最低限の生活
  • シンプル

などをイメージする人が多いと思います。

あの累計400万部売れている超人気の自己啓発本、「夢をかなえるゾウ」の第3巻では
まず最初の教えとして、「自分の持ち物で本当に必要なものだけを残し、それ以外は捨てろ
とガネーシャは言っています。

クスっと笑えるユーモアがあり、なおかつ学べることも盛りだくさんの自己啓発本
夢をかなえるゾウシリーズはぜひ手に取ってほしいおすすめの1冊です。

この記事では、

  • ミニマリズムの基本的な考え
  • 会社が実践できるミニマリズムの例

を紹介していきます。

それでは早速見ていきましょう!

ミニマリズムの基本的な考え

white desk lamp beside green plant

ファン子
ファン子
ミニマリズムってどういう考えなの?

ミニマリズムとは「選択と集中」

基本的にミニマリズムには
無駄な物を省き、自分のお気に入りのものを使う
無駄な物を省き、お金や時間やスペースを好きな物に最大限使う
という考えがあります。

モノ

お気に入りのマグカップで毎朝美味しいコーヒーを飲んだら
お引っ越し祝いでもらった、好みではないマグカップで飲むよりも幸福度が少しだけ上がる気がしますよね。

カネ

全然行きたくない会社の飲み会で無駄な出費をするよりも、そのお金を趣味にあてた方が良いですよね。

ヒト・時間

Couple, Romance, Bike, Bicycle, Meadow, Field, Happy

一緒に過ごしていて楽しくない、疲れる友人とのお付き合いが続くと
お金も時間も、他の人にあてられる時間も限られてしまいます
そういう人との関係を断ち切って好きな人との時間を増やした方が人生の幸福度が上がります。

家に帰ってなんとなくテレビをつけて、特に見たくもない番組をダラダラと寝るまで見てしまうより、見たかった映画リストにあった映画を見たり、趣味の時間にあてたり、勉強したりした方が有意義なのは一目瞭然ですよね。

これらすべてに共通するのは、「選択と集中」です。
お気に入り以外の物を捨てて、親しくない友人関係を断ち、無駄な出費を抑え、好きな物や趣味や人にお金と時間をかける。
これは会社経営にも共通する考えですね。

会社で導入できるミニマリズムの例

Job, Office, Team, Business, Internet, Technology

ファン子
ファン子
選択と集中か~。具体的にはどんなことができるの?

  • 従業員
  • 顧客
  • 商品
  • 広告
  • 社内
  • 事業

の順に見ていきましょう。

従業員

People, Business, Meeting, Business Meeting, Coworkers

人数を増やしすぎない

従業員の数だけ人間関係ができます。増えれば必然的に従業員間のトラブルが増えます。

また、人数が増えるとさぼる人が出てきます
例えば、サッカーゴールを4人で運ぶときは4人とも力をいれなければゴールが落ちてしまいますから、力を抜く人はいません。
しかし、これを10人で運ぶとなると1人が力を抜いていても問題なく運べますから、力を抜く人が増えます。

会社でも、人数を増やせばそれぞれの責任や役割があいまいになり、結果、さぼる人が出てくるというわけです。

労働時間と仕事量を把握する

人数が増え、チームリーダーが個々の仕事量を把握することが難しくなると、
従業員は「残業すればいいや」と考えるようになり、昼間仕事をさぼる可能性があります。
そうなると、残業代は無駄な出費になります。

リモートワークに切り替える

リモートワークにすれば、

  • 通勤時間
  • 社員の会社に来るまでの気力
  • オフィスの家賃

などが省けます。

顧客

客層を絞る

認知してもらいたい人の像が定まっていないと、集中して宣伝ができないので広告費用が膨らみます。
ターゲットを限定すれば、集中的に宣伝ができ、費用対効果が上がります

例えば、プライベートジムのライザップ。
ライザップはターゲットを「体重を落とし、体型を変えたいお金に余裕がある中年層」にしています。
なので、高級ホテルや高級レストランなどの富裕層が集まるところで集中的に宣伝をすれば、
でたらめに広告を出すよりかは、費用に対する効果が高まるわけです。

また、顧客が離れて行かないような対策を練る際に、顧客のタイプが限定されていると
その人たちにとって魅力的なキャンペーンやコラボといった対策を打ちやすいです。

例えばコロナ禍時点のライザップであれば、「3ヶ月以上のご契約で星野リゾートの宿泊費が1か月間30%オフ」などの
「富裕層」という限定的なターゲットが魅力的に感じるコラボキャンペーンを行うことができます。

商品

商品ラインナップを絞る

同じメーカーに似たような商品がたくさんあると、性能を調べるだけで消費者は疲れてしまいます。
さらに、調べているうちに別のメーカーの商品も目に入ってしまい、そっちを買ってしまう、なんてことが起こる可能性があります。

Appleも過去にはゲーム機やデジカメも発売していましたが、現在はラインナップを
Mac、iPhone、iPad、Apple Watchなどに減らしました。
現在では、顧客はアップルが何を売っているかを把握しています

また、商品ラインナップを増やすとラインナップの数だけ開発費や広告費がかかりますから、あまり効率的ではないです。

売りたい製品を選択し、集中的にその製品の開発や宣伝に資金を充てることが大事です。

広告

テレビCM

日用品や薬、食品メーカーはテレビCMを中心に宣伝しています。

私たちがスーパーに行って買い物をする時に商品がたくさんあって選ぶのがめんどくさくなってしまい、ついCMで見たことのある商品を手に取ってしまう時ってありますよね。
企業はそれを狙っていて、テレビCMを打っています。

テレビを見る習慣があり、実際に買い物をするのが層としては30代以上の主婦が多いわけですから、食品メーカーはテレビCMを中心に宣伝しています。
宣伝手段を限定していないように見えて限定しているんですよね。

スターバックスの例

Starbucks, Coffee, Shop, Street, City, Architecture

シアトルで開業したスタバは1998年にフラペチーノを広めようとテレビCMを利用しましたが効果が得られませんでした。

ブランドを築いた現在のスタバには「居心地の良い空間」「季節限定の新作」「SNSに投稿したくなる」などの特徴があります。
しかし、これらの魅力はテレビCMでは十分に伝わらないうえに、SNSで頻繁に投稿をする若者はテレビをあまり見ない傾向にあるため、スタバにとってテレビCMは費用対効果がすごく低いです。

そこでスタバは店舗での新商品の試飲を行ったり、SNSでの新商品の宣伝に力を入れたりしています。

2022年2月現在のフォロワー数は

  • インスタの日本語アカウント:321万人
  • インスタの英語アカウント:1779万人
  • Twitterの日本語アカウント:540万人
  • Twitterの英語アカウント:1100万人

となっていて、企業アカウントにしては多すぎるフォロワーがいます

アカウントを運用するコスト以外はかかりませんから、費用対効果が抜群なのは言うまでもありませんね。

宣伝手段の選択と集中も大事です。

社内

  • メッセージのやりとりは簡潔に
  • 書類は紙から電子に
  • 会議室をなくして問題解決を早く、人間関係を良好に
  • 物を減らして気持ちがいい空間に

普段会社であたりまえになっている習慣を見直してみるといいかもしれません。

事業

会社の強みを活かしていない無駄な事業拡大やそれに伴う人材強化オフィスや工場の拡大はやめましょう。
その事業がうまくいかなくなった時に人材やオフィス、工場が余分になってしまい、不必要な出費になります。

まとめ

力を入れるものを選択し、無駄なものを省き、より多くのエネルギーを注ぐ。
これが会社経営で役立つ根本的なミニマリズムの考えです。

選択と集中についての本もあるので読んでみるのもいいですね。

「今までこうだったから」「他の会社もこうしている」「それが当たり前」などの先入観を捨てて
一から会社について考えてみたら会社がいい方向に向かって行くかもしれません。

是非今回紹介したミニマリズムを会社に取り入れてみてください。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます
それでは、また!

https://funky-young.com/how-to-get-puk-code-rakuten-mobile/

ABOUT ME
しゅん
12歳の頃にバルセロナで開催されたエスパニョールキャンプに参加し、同い年のカンテラの子たちのレベルの高さに衝撃を受ける。14歳から約7年間、大好きなバルサがあるバルセロナに単身サッカー留学をする。現地の中学と高校で藻掻きながらもなんとか卒業し、現地の経営の専門学校へ入学するも半年で中退。19歳から約4年間スペイン語オンライン塾の運営をする。23歳でサッカーやスペイン留学などのメディア運営を始める。